荒木医院 メディカルエステ福山
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メディカルエステ コラム
家族の健康管理
花粉症

飛んでますよ。見えない花粉。

『毎年、この時期、花粉症で悩んでいます。対処法を知りたいです』
(28歳・主婦)

アレルギー患者の半数は、花粉症でお悩みです。

毎年やってくる花粉症の季節、常連さんならそろそろだなって予感がするようで2月末から当院の診察室にも眼の周りのカユミや鼻水、鼻詰まりで毎年困っておられる方々が来院されはじめます。
現在、我が国のアレルギー患者数は国民の約30%に達し、そのうち、花粉症で困られている患者さんは約15%にもなります。花粉以外のハウスダスト(家のホコリ)などが原因で生じるアレルギー性鼻炎でも同様の症状がありますが、季節によって良くなったり悪くなったりする場合は、花粉が原因になります。

自分の原因花粉を知りましょう。

花粉症は日本特有の病気ではなく、欧米ではHay fever(枯草熱)といわれています。これは、欧米では当初、牧草の枯草が原因で起こる病気と考えられていたためです。欧米での主な原因花粉は北アメリカではブタクサ、ヨーロッパではイネ科、カバノキ科の樹木が多いのですが、日本ではスギ花粉症が花粉症の80%以上を占めるといわれています。西日本ではスギ花粉は2月上旬から飛び始め、3月にはピークに達します。
スギ花粉の他にも原因花粉と考えられているものは50種類以上あり、それらのほとんどを血液検査で調べることができます。花粉症の患者さんの中には、顔のカユミのみの症状の方もおられ、長年、花粉症とは分からずに病院で塗り薬のみをもらっていたがなかなか良くならず、血液検査をしてみたら花粉症だったという場合もあります。また、自分の原因花粉を知っていれば、症状の出てくる季節がほぼ予想できますので、その少し前に治療を始めることができます。

花粉症の治療法は?

花粉症の治療としては、@抗アレルギー剤を中心とした飲み薬による内服治療、A鼻に直接入れる点鼻薬、Bカユミを抑える点眼薬、C減感作療法を中心とした免疫治療が中心となります。抗アレルギー剤は、眠気が短所ですが、最近では眠気の少ない薬もあり、これらの薬を扱い慣れた医師の診察をうければ自分にあったものを出してもらえます。点鼻薬は、ステロイド含有のもので、これだけでよい状態が保てる方もおられます。ステロイドというと副作用を心配される方が多いのですが、内服薬と違ってほとんど心配はありませんし、内服薬でも副作用をよく理解した医師が調節すれば他の薬と同じように安心して飲んでいただけます。
また、これらの治療で良くならない方や飲み薬を飲むことが出来ない方のために鼻の中に直接レーザーをあてて、花粉と反応をさせないようにする治療もあり、症状が改善する方もおられます。

日常生活の予防法は?

これらの治療のほかにも原因花粉を吸い込まない、接触しないよう気をつけることも必要です。また、テレビや新聞の花粉情報を参考にすることもできます。多く花粉が飛ぶ日には出来るだけ外出を控え、外出する場合にはマスクやメガネをつけて、帰宅したらすぐに洗顔し、家にいるときにはできるだけ窓を開けないようにして花粉が室内に入ることを予防しましょう。また、布団や洗濯物を花粉の時期だけは外に干さないことも予防方法の1つです。
このように面倒なこと、煩わしいことも多いのですが、期間限定と割り切って予防と治療に専念すれば不愉快な思いをせずに花粉の季節を乗り越えることができます。

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