| 『以前から、頭の薄毛に悩んでいます。最近、男性用の発毛作用のある飲み薬があると聞いたのですが、効果はどうなのでしょうか。また、どこで手に入るのでしょうか?』(45歳・男性) |
今までの脱毛治療成人以降、図のように額の生え際や頭頂部のいずれか、あるいは両方の髪が薄くなってくる状態を男性型脱毛症といいます。我が国の薄毛を気にしている男性は約800万人といわれ、そのうち、何らかの治療やヘアケアを行ったことがある男性は、約650万人といわれており、男性にとっては、深刻な悩みです。

これまで、薄毛に悩む男性には、
- 薬局で売られている発毛剤を試す。
- 発毛・育毛サロンで年間数百万円の大金を払う。
- カツラに年間数十万円の費用をかける。
- 皮膚科に相談する。
- 植毛術をうける。
などの手段しかありませんでした。皮膚科では、円形脱毛症、あるいは脂漏性の脱毛症(脂性肌が原因で毛穴に炎症を生じ、抜け毛が増える)は薬などで改善できますが、男性型脱毛症には、効果的な治療がありませんでした。
これからの脱毛治療
男性型脱毛症の要因は、遺伝や男性ホルモンの影響といわれていましたが、男性ホルモンがどのように悪影響をもたらしているかがはっきりしませんでした。そこで、アメリカの製薬メーカーが脱毛の機序を解明し、1997年にFDA(米食品医薬品局)で承認され、発売されたのが「プロペシア」です。すでに世界60カ国で承認・発売されている薬ですが、ようやく日本でも2005年12月に発売されます。
のむ発毛薬
プロペシアは、世界で始めての「飲む発毛薬」です。1日1回1錠を食事に関係なく、いつでも飲めます。6ヶ月続けると抜け毛が減り、60%程度の割合で増毛効果を実感することができます。その後も、維持するためには飲み続ける必要がありますが、1997年の発売以降、世界で大きな問題となる副作用は報告されてない安全性の高い薬ですので、安心です。また、20歳を過ぎれば、薄毛が気になった時点で、早く治療を始めるほど抜け毛を防ぐことができます。
入手方法は?
購入には、皮膚科医の診断と処方が必要になります。今までの育毛剤のように、薬局では購入できません。また、医療保険は適応されませんので、診察料、薬剤費用はすべて自己負担となります。1錠あたりの費用は250円ですが、医療機関や調剤薬局によって多少異なります。
塗り薬は併用できますか?
ミノキシジル(1%はリアップ、5%はロゲイン)、抗真菌剤(水虫用の薬)の塗り薬との併用で、相乗効果があります。ロゲインは、一部の皮膚科で入手可能です。
禁煙すると一石二鳥
発毛効果を上げるには、禁煙や脂分の多い食事を控えるなどの生活習慣の改善も重要です。禁煙して、1日1箱分のタバコ代を薬に使えば、健康と髪の悩みが解決できます。
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