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比較的女性より男性に多く、思春期から40歳代までに発症し、女性は50歳まで、男性は70歳までは、皮脂の分泌が活発であるために治りきらない難しい病気です。また、生後2~12週までの乳児にも発症します。
脂漏部位とは、皮脂腺が大きく、その数も多い頭、ひたい、鼻・耳の周囲、胸、ワキ、股で、これらの場所がよく発症する部位となります。
原因としては、
- 多汗症
- 高脂血症(コレステロール・中性脂肪値が高い)
- 過度の飲酒や夜更かし
- ビタミンB2やB6の欠乏
- 間違ったスキンケア(特に乳児の場合)
- 真菌感染
- 糖尿病
- 肝機能異常
などが考えられています。脂漏性皮膚炎は内科的な病気との関連が強い皮膚炎の代表的なものです。
治療としては、スキンケアが最も重要になります。皮膚科医の推薦する脂性肌用の石鹸あるいはシャンプーを使って、肌の脂やよごれを軽く落として、すすぎをしっかり行う必要があります。皮膚炎や湿疹がでると石鹸やシャンプーを使わずに、水やお湯だけで洗った方がよいと考える方もおられますが、実際には不必要な皮膚の汚れを落とさないとかえって悪化することになります。
乳児の脂漏性皮膚炎は、ベビー石鹸が肌に良い、赤ちゃんに石鹸を使わないほうがよいという間違った考え方で悪化する場合が多いので注意が必要です。軽症の場合は、皮膚科医の適切な診断とスキンケアの指導で改善することもあります。
炎症が強い場合には、スキンケアのみでは改善しませんので、塗り薬と飲み薬による治療が必要になります。脂漏性皮膚炎が真菌感染により発症することが実証され、抗真菌剤を塗る治療が始まりましたが、炎症が強い時には悪化させるため、塗るタイミングが重要になります。

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