【 傷あと 】
やけどや手術、ニキビなどによって生じた深い傷が修復され、その跡が残ったものが瘢痕(はんこん)・傷あとです。やけどなどでできた傷あとは表面がつるりとしていてやや光沢があります。関節の近くにできた場合は運動に支障をきたすこともあります。跡形の程度により真性ケロイドと肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)の2種類があります。
真性ケロイドはできやすい体質があり、思春期から30代の方に多くみられます。かゆみを伴うことがあり、一旦ケロイドになると治療が長くなります。
ケロイドは自然治癒が難しいので、内服薬、ステロイド外用薬、外用ステロイド、局所注射などで治療をしていきます。
機能的な異常があれば手術になる場合もあります。少しでも早めの受診をおすすめします。